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2010年12月17日 (金)

極北の夜空に(2)

かろうじて太陽が顔を出している間は雪遊びを楽しみ、夕方からは仮眠を取り、夜中は郊外の高台にあるロッジや湖上のテントで、オーロラの出現を待つ…という日が続きました。イエローナイフでオーロラが観られるのは真夜中です。ロッジからは遠く微かに街の光が見えるだけで、空を見上げると圧倒される程の満天の星でした。そのあまりの星々の瞬きに思わず涙が溢れ、見入っているとその涙までも凍ってしまい、慌てて暖かなロッジの中に戻る…ということを繰り返しました。湖上では、周囲に一片の光もなく、テントを一歩出るともう、隣りにいる友人の顔さえ判別出来ません。雪の上に大の字に寝転がり、夜空を眺めていると、数日前の日本での日常が現実のものではないような気がしました。星降る夜とはこのような空のことを言うのだと、心から納得しました。

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