« 装飾音符の役割~2008.8.31の記事~ | トップページ | もう一つの記録(1) »

2011年1月19日 (水)

知性の由来~2008.9.2の記事~

「知性の由来」
R.シュタイナー


例えば、全宇宙の匂いを嗅いでいる存在があります。
それは植物です。植物は宇宙空間の匂いを嗅ぎ、それに従って存在しています。
例えばすみれは何をするのでしょうか。すみれは、その存在全体が鼻なのです。非常に精妙な鼻なのです。すみれは特に水星から流れてくる匂いを嗅ぎ、それに従ってすみれの匂いの体を作り上げています。このことからこう言うことが出来るでしょう。
植物の花は、宇宙全体を嗅いでいる。
植物の葉は、宇宙全体を味わっている。
植物の根は、地球内部を覗き見ている。
それに比べて人間は鼻・舌・眼をもっているのに、それらはあまりにも粗雑になってしまった。

しかしもし私達人間が、植物と同じように嗅ぐことが出来、味わうことが出来、見ることが出来たとしたらどうなったでしょう。
きっと「自分」のことが分からなくなってしまったに違いありません。
何故なら、あらゆる方向から匂いや味、映像が押し寄せてくるからです。
人間は、それらの感覚がごく僅かな能力しか持っていないおかげで、思考を働かせる能力「知性」を獲得することが出来たのです。
人間が、地上の最も高貴な存在になれたのは、脳の中に感覚的知覚がごく僅かしか存在せず、他の大部分が、思考と感情に変化したおかげなのです。
(地上の生活と星々の輝き)

|

« 装飾音符の役割~2008.8.31の記事~ | トップページ | もう一つの記録(1) »

詩、言葉」カテゴリの記事