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2011年1月17日 (月)

姉妹の願い

或るところに、仲の良い姉妹が住んでいました。二人は普段は良い子でしたが、時々酷く我が儘になりました。或る夜、二人はまた我が儘を言い出し、ママに聞き入れてもらえないとわかると「○○してくれないママなんていらない!」と叫びました。すると、雷鳴の轟きと共に魔物が現れました。

「お前達がいらないというのなら、私が戴くことにしよう」

そう言うと魔物は、ママを頭からムシャムシャ食べてしまいました。姉妹はあまりの恐ろしさに気を失い、夢の中で魔物の声を聞きました。

「お前達が良い子になるというのなら、ママを返してやろう」

姉妹は必死に良い子になると約束をし、同時に目を覚ましました。いつも添い寝をしてくれるママが隣りにいるはず…二人の目に入ったものは、かつてはママだったであろう肉の塊…枕に染み込む血の跡でした…





毎晩子供達の枕元で、本の読み聞かせをしたり、私の作ったお話しを聞いてもらったりしています。このお話しは長女の、凄く怖いお話しが聞きたいというリクエストに応え「猿の手」をヒントに即興で作ったものですが、恐過ぎたようで、二人共震え上がってしまい、却って寝かしつけるのに苦労しました。

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