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2011年2月 2日 (水)

レチタティーヴォとアリア(4)~2010.10.11の記事~

6小節目のAdagio部分はまた、エヴァンゲリストの語りであり、レチタティーヴォからアリアへと移る場面でもあります。Adagio ma non troppoからの和音の連続は、J.S.バッハのマタイ受難曲の冒頭の、ゴルゴダへのイエスの歩みを思わせる弦楽器のイメージです。9小節目のArioso dolente 嘆きの歌の部分からアリアとなります。ここには「神様は私をおいていってしまわれた…」という歌詞がふさわしいとD先生は仰いました。シューベルト、或いはシューマンのリートと捉えることも出来ます。十字架を背負うイエスの歩みのような弦楽と共に淡々と歌われるアリアです。和音の変化は常に両ぺダルと一体であり、12小節目は特に注意深く耳を傾けなくてはなりません。

20小節目の3~4拍目は、自分の心を信じるように…21小節目の右手のAs~GはゆっくりとEndするように…

(レチタティーヴォとアリア5に続きます)

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