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2011年2月 2日 (水)

レチタティーヴォとアリア(1)~2010.9.25の記事~

「この世で最も悲しい言葉とは何でしょう?」

以前、6年前の情熱という記事で書かせて頂いたベートーヴェンのソナタOp.110の3楽章についての講座で、冒頭にJ.D先生はそう問いを投げかけられ「それは“キリスト”ヘブライ語です」と仰いました。キリスト教でない私には、衝撃的な言葉でした。イエスの受難を自身の痛みのように感じ、数々の裏切りを自身の悲しみのように味わい、深い信仰と共に音楽と歩んだ方でなければ、発することの出来ない言葉だと思ったからです。私の想像していた言葉とはあまりにも次元が違い、やはりキリスト教の理解なくしては、西洋音楽はわかり得ないとの思いを新たに致しました。

D先生は続けて「最も悲しい調はas-mollで“ゴルゴダ”という言葉からきており“死”という意味があります」とも仰いました。

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