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2011年4月25日 (月)

A(N).G先生の夢(2)~2008.10.4の記事~

夢の中で慌てふためきながらも、その時唯一暗譜で弾くことが出来たベートーヴェンのソナタOp.110を思い出し、第1楽章を演奏しました。じっと耳を傾けていて下さった先生は、私が弾き終わると「貴女がこの曲をどう演奏したいと思っているのかがわかります。今の演奏がそれとは似ても似つかぬことも…その差を一番知っているのは貴女自身ですね」と仰ったのです。私は目に涙が溢れてくるのを感じました。全くその通りだったからです。何日もロクに練習していないのですから無理もないことなのかもしれませんが、その時はそれも自分自身に対する言い訳としか思えませんでした。

目を覚ますとやはり目に涙が滲んでいました。ついさっきまで、隣りで優しく微笑んでいらした先生の顔が思い出され、込み上げてくるものを抑えることが出来ずに、まだ夜の闇の残る明け方に、私は一人、声を殺して泣きました。

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