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2011年4月 9日 (土)

他者の魂への目覚め(1)~2008.9.11の記事~

「他者の魂への目覚め」
R.シュタイナー


夢の世界は、それがどれ程壮麗であり、美しいイメージに満ちたものであったとしても、それはこの世に生きる人間を孤立させる世界です。

夢の世界の中では、誰でも常に一人なのです。

そこでの私達は、横たわり、眠り、そして夢見ます。その周囲では、人々が同様に眠っていたり、或いは目覚めて働いていたりしますが、私達の夢とは何の関わりも持ってはいません。

しかし私達が目覚めますと、特定の共同生活の中に入っていきます。私達のいる部屋には他の人々がおり、その人達と生活を共有します。

私達が環境に目覚める時、夢の孤立状態から目覚め、たとえその夢がどれ程壮麗で、有意義なものであったとしても、もはやその夢の世界に閉じこもろうとはしません。

けれどもその時の私達は、光に、音に、熱に、その他の感覚世界の内容に目覚めても、まだ他の人々の深い内面にまでは目覚めていません。

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