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2011年4月 9日 (土)

エレジー(8)~2008.9.17の記事~

90小節目G、B、Des、Esの和音は特別なものです。ピアニッシシモを大切に大切に、ゆっくりの打鍵で…ここでまた場面が変わるのです。内面を静かに見つめていた瞳が、ほんの少し現実味を帯びてきます。99小節目からまた徐々に悲しみが募り、最後の爆発を予感させます。

106小節目の最後では、全ての音が鳴り渡り、全てのリズムが鮮明となり、意志が明確に示されます。にも関わらず、まだ何か心に秘めていることがあるように感じられるのは、最後の音がBだからでしょうか。

エレジーは106小節の小品ではありますが、ラフマニノフの特徴である悲しみのニュアンスが如実に表れていて、大曲に通じるスケールを持った曲だと思います。

A.M先生とH.K先生からレッスン時に頂いた言葉でイメージが膨らみ、予定外に長々と書いてしまいました。ここまで読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。

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