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2011年4月21日 (木)

幸福の調性(3)~2008.9.28の記事~

ピアノの為に作曲されたものではないということを踏まえ、尚且つピアノの持つ特性を最大限に生かしての演奏こそ意味があると言われました。ピアノで弾いてもチェンバロのように聴こえる独特な雰囲気のあるところも素敵ですので、そういう部分も生かしつつ、演奏出来るということが理想なのだと思います。

1小節目、3小節目のように、自然にチェンバロのように聴こえる部分と、意識的にチェンバロのように弾く部分とがあります。J.D先生は5小節目の右手のDesのアクセントと、6小節目のやはり右手のBのアクセントはどちらも「チェンバロで弾くように…チェンバロの特性を生かして…との示し」だと仰っていました。

美しい調性、または即興的なところは、和音をチェンバロ的にアルペジォで弾くことが出来ます。それは例えば54小節目のA、C、Esの和音、56小節目のE、G、Bです。ここを和音として同時に響かせるのと、アルペジォにするのとでは、全く違った音楽性になります。前者ではコンチェルト形式が感じられるのに対し、後者ではチェンバロの雰囲気が漂います。どちらで弾くかは、演奏者自身の好みということになるのでしょう。

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