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2011年4月25日 (月)

熊と私(1)

「ママの手はホカホカあったかいね~」

「そうでしょう。だって本当は熊だもの」

「えぇえ~?!熊?!」

「あっっ!子供達にはお互い絶対に秘密にしようねって約束してたのに、うっかり口が滑っちゃったわ…この体は○○ちゃんと△△ちゃんのママのものだけど、中身は違うの。私はね、山奥に住んでる熊のママなのよ」

「そうなの?どうして熊さんがママの体の中にいるの?」

「昔、ちょうどあなた達くらいの姉妹が山に遊びに来て、楽しそうに笑ったり歌ったりしているのを見て、人間の女の子のママも素敵だなぁって思って…ウチは男の子2匹だしね。仲良しの妖精さんと一緒に、ちょっとだけ入れ替わってくれる人間のママを探して、見つけたのがあなた達とママだったというワケ」

「全然気がつかなかった~いつからママじゃなかったんだろう」

「今日はついさっきからよ。あまり長くは入れ替われないの。お互い慣れないことばかりで疲れてしまうから」

「それじゃあ○○と△△のママは今、熊さんの男の子達と一緒にいるんだね?」

「そうなの。あなた達のママ、お魚捕るのが大変だって言ってたわ」

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