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2011年5月 2日 (月)

初めての舞台(3)

タイトルは「神様の雫(しずく)」です。5つの部分に分かれています。言葉で説明すると大仰になってしまいますが、実際の演奏時間は2分弱くらいだと思います。

(1)真夜中の森の奥の暗がりに、両親とはぐれた男の子がいます。あまりの暗さに、その子はお父さんとお母さんを探すのを諦め、もう逢えないかもしれない、自分は死ぬかもしれないと思います(そのような気持ちを“絶望”というのだと話しました)
ダンパーペダルを踏み込み、低音をクラスターで5回響かせます。夜の闇が深く沈んでいくまで聴き入るようにします。男の子の絶望と闇が溶け入るように感じられるまで…

(2)黒雲の隙間から、天国の明かりが漏れ見えます。普通、生きている人には見えないものなのですが、死のうとしている男の子には、その光が見えたのだそうです。
(1)の部分のペダルは踏んだまま、闇が微かな光で遠退いていくように消えていくクラスター音を聴き、高音部分をその時の気分と雰囲気で重ねていきます。

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