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2011年7月 1日 (金)

夜の風~2008.11.3の記事~

「夜の風」
F.チュッチェフ


夜の風よ、何に吠えているのか?
取り乱し、何をそんなに嘆くのか?…
ときに微かで悲しげで、ときに騒がしい
そのただならぬ声は何なのか?…
心に直接訴える言葉を使って、謎めいた苦しみをおまえは語り続け、うめき、ときおり心の中をかき乱し、凄まじい音を立てるのだ!…

その恐ろしい歌を歌わないでくれ
太古の混沌の歌、祖先の歌を!
それは夜の魂たちの好む物語
彼らはむさぼるようにこれに聴き入り、死の地平から逃れようと必死にもがき、無限との合一を渇望するのだ!…
眠れる嵐を起こしてはいけない
その下に混沌がうごめいているのだから

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