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2011年9月 1日 (木)

贅沢な音

自身でピアノの調律をすることが出来たら…と、思うことがあります。気になる音程をその都度こまめに調律することが出来たら、どんなに良いだろう…と。

お箏とお三味線のお稽古に通うようになってからは、その思いが一層強くなりました。どちらの楽器もお稽古前にまず調弦し、お稽古の最中はもちろん演奏の合間にもこまめに調弦しながら、常に音程を整えるからです。ピアノと違い、弦があまりにも不安定で、絶えず調弦をする必要があるからですが、完全音程を整えると響きが澄み渡り、清々しい気持ちになります。ピアノを弾いていると、調律出来ないということをつい忘れてしまいます。微かに狂った音程部分を、心の中で切り捨てるようにするのは、あまり気分の良いものではありません。

こまめに調律をお願いするのも難しいので、年に1~2度調律して頂いた後にピアノを弾くのが本当に楽しみです。1時間半以上、時には2時間かけて丁寧に調律されたオクターヴの美しさ、最高音まで調えられたピアノで最初に弾きたくなるのはいつも平均律です。私のささやかな贅沢の一つです。

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