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2011年10月16日 (日)

耳に残る悲鳴(2)~2008.12.18の記事~

私は一瞬、自分に何が起こったかわかりませんでした。頭の後ろを押さえられ、言われるがままにそろそろと立ち上がると、祖母と母が「何ともないの?!」と驚きを隠せない様子で聞きました。自分が今まで転んで手をついていたところを振り返ると、ガラス戸が割れて粉々になっていました。転んだ勢いでガラス戸に頭から突っ込んでしまっていたのです。祖母と母は、私が上半身をそっくりガラス戸に突っ込んでしまったのを見て、最悪のことを想像して悲鳴をあげてしまったのだそうです。普通に考えたらそうですが、不思議なことにかすり傷一つありませんでした。私に怪我のないことがわかると、母は物凄く私を叱りました。無理もないことです。すぐにガラス屋さんに来てもらったのですが、4枚あったガラスにはお揃いの模様が入っており、同じものがないということで、私が割ってしまったところだけ、違う柄のガラスが入ることになりました。その後来客のある度に、祖母と母にガラスの模様が一枚だけ違う理由を説明され、居心地の悪い思いをしました。

普段は穏やかで、声を荒げたことなどない母ですが、あの時の悲鳴だけは凄まじく、今でも耳に残っています。

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