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2011年10月16日 (日)

絶望的な愛(1)~2008.12.20の記事~

A(N).G先生は、来日されると毎日のように公開レッスンをされていました。そのレッスン室を提供していらした先生に何年か師事していた関係で、私はA(N)先生という素晴らしい先生に出逢うことが出来ました。私自身も何度かレッスンして頂いた他、来日される度に、時間の許す限り先生の御宅に御伺いしては、他の方々のレッスンをされるのを聴講させて頂いておりました。先生の音、先生の音楽をどれだけ聴かせて頂いたのか、自分でもわからない程です。

私にとって特に印象的で忘れられないのは、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」です。第6曲目の“モンタギュー家とキャピュレット家”の中間のワルツ風のところをA(N)先生が「ここは絶望的な愛です」と仰って最初の8小節を弾かれた時、涙が溢れて止まらなくなりました。それは本当に絶望と、死の覚悟をも感じさせる音と音楽だったからです。

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