« 絶望的な愛(2)~2008.12.20の記事~ | トップページ | 変わらぬ光 »

2011年10月16日 (日)

絶望的な愛(3)~2008.12.20の記事~

V先生のイメージで演奏する場合、敵対と憎悪の部分もやはり、映像的であるほうがバランスが良いような気がします。曲全体が映画のような、少し離れたところからこの物語を眺めているような感覚でしょうか。

これはあくまでも私個人の感想と好みなのですが、この曲の最初と最後で表現される、両家の敵対と憎悪があまりにも激しいので、その中間部が、華やかな舞踏会のシーンを切り取ったかのような映像美のイメージでは、場面が変わる時に違和感が大きいような気がします。憎しみの渦巻く中、未来のない2人の絶望的な愛こそが、この中間部にはふさわしい…胸が痛くなる程の美しさが、ここでは唯一の救いとなっているような気がします。死をもってのみ結ばれる2人の思いが、その美しさを際立たせているのでしょう。

|

« 絶望的な愛(2)~2008.12.20の記事~ | トップページ | 変わらぬ光 »

ピアノ」カテゴリの記事