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2012年5月29日 (火)

エスカルゴバター(1)

初めてエスカルゴを食べたのは、20歳の頃でした。殻付きのものではなく、調理されて器に盛られたものが、薄切りのバゲットと共にお皿に並べられていました。ガーリックとパセリの風味と相まって、とても美味しかったことを覚えています。日本ではなかなか食べる機会がありませんでしたが、フランスへ行く度に、メニューにあれば必ず注文して食べていました。パリ独特の雰囲気が隠し味となったのでしょう。一際美味しく感じました。

新婚旅行で何度目かのフランスへ向かったのは、初秋の頃だったでしょうか。パリに着いたのは夕方、ホテルにチェックインした時はもう夜も更けていました。パリは初めてだった主人が、ノートルダム寺院を観に行きたいと言うので、外観だけでも…と出掛けました。夜のノートルダムは、明るい陽射しの下での趣とは異なる、神秘的な美しさを漂わせていました。細やかな彫刻…聖人の像…全てが静かに息づいているようでした。

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