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2012年9月22日 (土)

様々な角度から(3)~2009.1.8の記事~

サン=サーンスの時代の水族館が、現代のものとは全く違うであろうということは想像出来ます。巨大水槽も特殊な照明もなく、だからこそ却って今のものよりも独特な雰囲気があり、妖しいまでの美しさを漂わせていたのではないかと思われます。そのように考えると、今まで膨らませてきたイメージとは違う、この曲の別の面が見えてきたのです。19世紀当時の水族館の設備が具体的にどのようなものかはわかりませんが、ガラスも現代のようにクリアではなく、それがまたステンドグラスのような味を醸し出し、水の揺らめきや微かな泡立ちがまた、光の屈折と共に煌めく様子が目に浮かびます(技術の発達していなかった昔のステンドグラスのほうが雰囲気があって美しいと聞いたことがあります)その中で泳ぐ魚達も、現代の水族館とは全く違って見える筈・・・ほんの少し見る角度を変えただけで、こんなにも曲の解釈が変わってくるということは驚きでした。

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