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2013年3月 3日 (日)

感覚を奏する(4)~アルメニアの夜~

1小節目で一番響かせる音は、一般的には最初のFですが、この場合、続く8分音符のDをFの中に隠し過ぎず、弦のような感覚で音量を保って弾くことによって、闇の深みを表現することが出来るのではないかと思います。3、4拍目のDも同様に・・・一音一音が、次の音に向かって膨らんでいくようなイメージでしょうか。音的にクレッシェンドするのではなく、内面のエネルギーが保たれ膨らみながら次の音へと誘うように。

2小節目は回転の中で、表の音と裏の音を感じながら奏します。1拍目のFは表の音、2拍目と4拍目のDは裏の音、3拍目のCisは表の音ですが、Fよりは控え目な響きとなります。1拍目のFの響きを軸として、同じ動きの中で2拍目のDを弾きます。3拍目のCisは音の方向性を変えた回転となり、4拍目のDはまたCisの動きの中で裏の音として奏します。

3小節目では、E~D~CisからBへ行く時、増音程を意識することにより、自然に変化を欲します。より深い闇のような、または闇の均衡が僅かに狂ったような、ハッとする響きがふさわしいのです。

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