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2013年4月11日 (木)

「夜のガスパール」より”スカルボ”

~アロイジウス・ベルトランによる3つの詩~

3.SCARBO スカルボ

おお!

幾たび私は聞き、そして見たことだろう

スカルボを

月が真夜中の空に

金の蜜蜂を散りばめた紺碧の旗の上の

銀の楯のように光るその時に

幾たび私は聞いただろう

私の寝台のある隅の暗がりの中で騒々しく笑うのを

そして私の寝床のとばりの絹の上でその爪をきしませるのを

幾たび私は見ただろう

天井から飛び降りて

魔女の紡錘竿から転がり落ちた紡錘のように

部屋中を爪先立ってくるくる回り、転げ回るのを!

あれ、消えた?と思ったら

小鬼は、月と私の間で大きくなりだした

ゴディックの大寺院の鐘楼みたいに!

とんがり帽子には金の鈴が揺れて

でもすぐに彼の身体は蒼ざめ

蝋燭の蝋のように透き通った

彼の顔は燃え残りの蝋燭のように暗くなった

ーーーそして突然、彼は消えた

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