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2013年4月12日 (金)

ペダルの融合(1)~2009.2.14の記事~

当時、旧ソ連からイギリスに亡命されたN.S先生が来日され、私もレッスンして頂けることになりました。N.S先生にレッスンして頂いたのは、その時一回限りで、その後も御逢いする機会もありませんが、今までにないようなレッスンをして頂き、私の、ピアノに対してのまだ未開拓の部分を、明確に示して頂きました。

シューマンのアベッグ変奏曲を通して弾いた後、まずN.S先生に言われたことは、ペダリングについてでした。もちろん私自身、濁らないように細やかにペダルを踏み替えていたつもりだったのですが、私にとってのペダルとは、その程度の認識しかなかったのです。

一時間半のレッスンの中で・・・ですから、細々と教えて頂くと、やはりほんの一部分しか出来ません。しかし、それを曲全体に応用することは出来ます。

まず最初は片手ずつのペダリングです。アベッグ変奏曲のテーマは、全て右手のオクターヴです。その一音毎にペダルを踏み替えるのです。厳格に、ほんの僅かの余韻も混ざらないように・・・ここでのペダルは、一音ずつが色づき、香り立つようなイメージです。

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