日常

2013年4月13日 (土)

何気ない言葉~2009.2.26の記事~

(これは長女がまだ5歳の頃の記事です)

毎朝主人が出掛ける時は、長女と次女と私の3人で玄関まで行き「行ってらっしゃ~い」と送り出しています。いつも変わらぬ朝の挨拶ですが、或る時長女が出掛ける主人に「また明日ね~!」と元気良く言いました。

確かに、夜主人が帰ってくる頃には子供達はもう寝ていて、次に逢うのは翌日の朝なのですが・・・もっと小さい頃は「また来てね~」と言ったこともあり、思わず主人と顔を見合わせてしまいました。仕事の都合で土日に出勤することもありますので、主人と子供達がゆっくり一緒にいられるのは週に1~2度です。私達大人にとっては一週間はあっという間です。しかし、小さい子供達にとっての一週間は、ずっとずっと長いものなのだと思います。

週に一度では、久し振りの感覚になってしまうのも仕方のないことなのでしょうか。毎日朝食だけは家族4人で・・・と心掛けてきましたが、それだけではまだ足りないようです。長女の何気ない言葉に考えさせられました。

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2013年4月12日 (金)

聞き間違い~2009.2.21の記事~

(これは長女がまだ5歳の時の記事です)

長女が母から、昔の実家の様子を聞いていました。都心のマンションに引っ越す前の実家は、祖父の丹精込めた庭を居間から眺めることの出来る一戸建てで、7人家族でした。部屋数も居間を含めて9部屋あり、そのことを母が「お部屋は全部で九つあったの」と言うと、長女は「みんなの心が一つになったの?!」と驚いていました。

”九つ”を”心”と聞き間違えたようです。その時はまた母と笑ってしまいましたが、もし母が本当に長女に「昔は7人家族で、皆の心は一つだったの」と話していたのだとしたら、それはそれで素敵なことかもしれないと思いました。

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2013年4月11日 (木)

焼き立ての香り~2009.2.7の記事~

ドライフルーツを何種類か刻んでブランデーやラム酒に漬け込んだものを、バター生地にタップリと入れて焼くと、贅沢なフルーツケーキになります。彩りにドレンチェリーやクリスタルアンゼリカも入れると、色鮮やかな宝石箱のように切り口が美しくなります。

クグロフ型にマーブル状の生地を入れ、焼きあがったところにブランデーを振りかけると、香ばしい素晴らしい香りが立ち上ります。シュガーパウダーでシンプルに飾り、生クリームを添え、珈琲と共に戴くのは至福のひと時です。

パイ生地を敷き詰めたタルト型に、アーモンドプードルをふんだんに使った生地を流し込み、薄くスライスした洋梨を放射状に美しく並べます。焼き上がる頃には洋梨が生地に程良く馴染み、しっとりとした風合いになります。小さめに切り分け、濃厚な味わいを一口ずつ丁寧に戴きます。

フィナンシェはいつもマドレーヌの型で焼いていました。シェル型のほうが可愛らしくて素敵だと思う、私の好みです。焼き上がるとそれは色濃いマドレーヌのように見えます。アーモンドと焦がしバターの香りが甘く鼻先をくすぐります。

小さい子供が二人いる今、このようなお菓子は全く作らなくなりました。その代わり、市販のミックス粉を使って、子供達と一緒に気軽にお菓子作りをするようになりました。粉類を量る手間もなく、卵と牛乳とバターがあれば、だいたいのものは作れます。

最初に我が家でブームだったのはパンミックス粉でした。プレーンの他、ソーセージやチーズ、さつま芋、チョコチップ等を入れて焼き、昼食におやつにと大活躍しています。

長女のお友達が遊びに来た時は、度々一緒にクッキーを作りました。それぞれが好きに成型し、焼き立てをおやつに戴きます。いろいろな形があるのも、また楽しいものです。

先日は、ミックス粉に豆乳と卵を混ぜてクレープを焼きました。スライスした苺と練乳をのせてクルクルと巻いただけだったのですが、子供達には「お店のみたい!」と好評でした。

子供達と一緒に作るお菓子には、濃厚な味わいも洋酒の風味もありませんが、素朴で暖かい香ばしさがあります。まだ当分の間は、シンプルなお菓子作りが続きそうです。

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2012年9月19日 (水)

お菓子の家~2008.12.27の記事~

ヘンゼルとグレーテルのお話しを読んで、お菓子の家に憧れたのは、いつの頃だったでしょうか。全てがお菓子で作られた一軒家・・・美味しそうなところを選んで好きに取って食べられたら良いなぁ・・・と、いつも思っていました。大人になってからはその憧れは形を変え、いつか自分でお菓子の家を作ってみたいと思っていました。

一昨日のクリスマスの日、長女のお友達親子が遊びに来ました。いよいよお菓子の家を作るのです。前の晩のうちに、スクウェア型で焼いておいたスポンジケーキを4等分し、パーツに切り分けてクリームで接着しながら重ねていきました。お家の形になったところで、スポンジ生地が見えないように全体にクリームを塗ります。屋根部分に切り分けておいた煙突をつけて、クリームでコーティングすれば、土台の出来上がり。ここからは子供達の出番です。

飾り付けはカラフルな6色の星形、宝石のようなビーズ、ピンクと銀のプチアラザン・・どれもお砂糖の華やかなトッピングです。チョコレートペン、生クリーム絞り、セットになっているケーキ用の飾りも用意しました。長女とお友達だけでなく、2歳の次女も参加したので、どうなることかと思いましたが、予想に反して、丁寧に、バランスを考えながら飾り付けしています。十数分後、賑やかな可愛いお菓子の家が出来上がりました。写真に収めた後、早速皆で切り分けて戴きました。

子供達はとても楽しんでくれていましたが、それ以上に私自身が満たされた思いです。小さい頃の夢が叶ったようで、とても嬉しく、楽しいひと時でした。来年はお家だけでなく、樅の木や雪だるま、お家に続く小径等も作れたら素敵だなぁと、楽しい空想を今から膨らませています。

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2011年9月20日 (火)

心に残る

或る夕方、私は次女のことを叱っていました。同じことの繰り返しがもう数日続いていた為、謝る次女に「明日になったらまた忘れて同じことをするんでしょ!」とキツく言ってしまいました。すると、私達の様子を見ていた長女が「ママ、許してあげなよ!」と止めに入り「愚かなことって繰り返してしまうんでしょう?おおらかな心は十字架の愛なんでしょう?」と言いました。私は驚き、次女を叱るのを忘れてしまいました。

長女が転園した幼稚園で戴いた読み物に、その祈りの言葉は載っていました。幼児向けのものではありませんでしたが、卒園までの間、毎晩絵本と共に長女と次女に読み聞かせていました。

「非難って何?」「愚かって何?」長女の質問に答えながら、私自身も噛み締めるように読んでいました。長女が小学生となってからは、寝る前の読み聞かせの本も長いものとなり、お祈りもすっかり忘れてしまっていたのです。あれから一年半も経った今になって、長女の口からその言葉を聞くことになるとは思わず、驚き恥じ入りました。と同時に、長女の中に祈りの言葉がちゃんと残っていて、心を豊かに耕し続けてくれるであろうことを、とても嬉しく思いました。

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2011年6月27日 (月)

日常のヒトコマ(2)

星達が沢山住んでいる星に、星として生まれたかったと言うのです。もしそのような星があるのだとしたら、どのような生活をしているのでしょうか?夜空に輝く星々は、その星からお仕事としてやってきているのでしょうか?交代で夜空を彩り、家族の待つ家へ帰るのでしょうか?もう少し長女と話したら、新しいお話しが生まれそうです。

お誕生日や七五三のような記念日には、スタジオで長女も次女もドレスアップして写真を撮ってもらっています。ウィッグでボリュームを出し、ティアラやネックレスをつけ、お化粧をしてもらうと、二人共別人のようになります。撮った写真はいつも両親にプレゼントしているのですが、或る時その写真を見た父が、ふざけて「じぃじもドレス着てみたいな~」と言いました。言われた次女は驚き「じぃじに入るドレチュ(ドレス)あるかなぁ」と眉間にシワを寄せて悩み「ママ、じぃじが着られるドレチュあるか電話ちて聞いて。なかったらじぃじ泣いちゃうかも。かわいとうだね(可哀相だね)」と真剣に言いました。次女はいつでも本気なのです。

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2011年6月26日 (日)

日常のヒトコマ(1)

或る休日、家族で出掛けていた時のことです。時折突風のような強い風が吹き、長女は「背中を押してくれてるみたい~」と喜んでいました。そのうち「よっかかっても大丈夫かも?!」と言い出し、追い風にソロソロと身を任せ、次女にも「風によっかかれるよ!」と教えていました。もちろん長女は加減しているのですが、いつでも本気の次女は「○○もよっかかりた~い」と風を待ち、ものの見事にしりもちをついてしまいました。その後「○○はよっかかれなかった…おねえたんはよっかからててもらえたのに…」と、酷い落ち込みようでした。本当に風に寄り掛かることが出来たら素敵ですし、そう信じていた時が遠い昔には私にもあった筈ですが、次女の姿を見るまで忘れていました。

長女が或る時突然「どうして○○は地球に生まれちゃったんだろう?○○星の国に生まれたかった。そしたら、人間じゃなくて星がいっぱいいて、○○も星だったのに」と言い出して驚きました。

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